柿舞わす

このブログは、ひらう子のブログです。

安定的な片付けの為の、こまめな清掃の役割

最近引越しをしたもので、部屋の片付けをしています。


私の部屋は何かと散らかっていることが多いです。私は部屋の片付けは苦手で、またかなり多趣味で何かと持ち物が多いこともあり、部屋が散らかりやすいのです。


そんな中、近年、片付けという大きな作業の中で、清掃という作業がかなり大事な事なのだと気づきました。


片付けという行為の役割としては、大きく分けて以下の4つが上げられると思います。

  • 「物の在り処や数量を理解できるようにする」
  • 「部屋の導線を最適化し移動や運搬をスムーズにする」
  • 「人から見られて恥ずかしくない状態にする」
  • 「空間を衛生的にして健康や持ち物の状態を害さないようにする」

ここで、清掃はやはり「衛生的にする」という部分に大きく寄与する行動なのですが、それだけでなく「理解できるようにする」という面においても、清掃がかなり大事なのだと思うようになったのです。


単純にいえば、埃にまみれたものは綺麗なものに比べ、一見、それが何であるかが分かりづらいのです。埃で表面が白っぽく見えて分かりづらいというだけでなく、埃にまみれたものは人間の目にゴミとして認識されてしまいがちです。埃にまみれているだけで、その物が必要なものであるかが分かりにくくなります。逆に言えば、「物が清潔である」ということは、その物が、どう処置するか考える対象であることの記号となるのです。


物が少なかったり、人間サイズの大きな物しかなければ、埃が物の認識を妨げる程度もたかが知れています。しかし基本的に、散らかった部屋というのは物も埃、あと小ゴミも多いものです。チリも積もれば山となるといった話で、埃がある所為で片付けが阻害されるという事は世の中かなり多いのではないでしょうか。特に、いわゆる発達障害などで、一度にたくさんの事に取り組んだり大量の物を認識する能力に乏しい脳を持つ人には、埃による認識ダメージは計り知れないでしょう。


私も片付けはまだ完了しておらず途中なのであまり偉そうなことは言えませんが、「片付けを進めて広いスペースが出来てから清掃する」という一見効率的な方法は、余程片付けに慣れた人でなければあまりやらない方が良いと思います。それより、「片付けながら物や空間を清掃で綺麗にしていく」という方法が、片付け力の乏しい人間には効果的なのです。


ついでに、「清掃により理解しやすくなる」だけではなく、清掃で見た目が綺麗になると片付けの達成感が増すという面もあると思います。そうなれば、片付けしながらの清掃は、一石二鳥なのではないでしょうか。