柿舞わす

このブログは、ひらう子のブログです。

歴史の勉強にはアンサイクロペディアが活用できる

アンサイクロペディアと言えば、Wikipediaのパロディサイトで、面白おかしく作られた冗談記事のWiki百科事典として知られています。まあ大方はせいぜい暇つぶしに読むようなWebサイトなのですが、大学受験の際、このサイトが歴史の勉強で結構役に立ちました。

歴史の勉強は、一つの事柄を色々な方面から捉えて知識を蓄えていくのが効率がよいです。一つの事柄、例えば年号のみで歴史事件を覚えようとしてもそうそう長く記憶に定着しないものです。しかし、他の歴史事件との関連性や、事件当時の産業の流れや思想・文化等、色々な方面から捉えるようにすると、記憶としては中々抜けにくくなります。特に、覚えておくと楽になるのは、関わる人物のことです。歴史人物の人生を追う歴史ドラマ等を見ると、その中で出てきた事件などはとても印象強く記憶に残ったりします。

しかし、人物を追うのが理想と言っても、試験科目としての歴史は、かなり多くの歴史人物を追わなければ収集がつきません。全ての歴史人物に対して丁度良い創作物が存在するわけではありませんし、大量の人物について例えば映像作品や歴史小説で一人ひとり学んでいくというのはかなり手間です。


そこで、アンサイクロペディアを読みます。

アンサイクロペディアは、歴史の教科書に載っている歴史人物の中でも、歴史小説で主人公にならないようなマイナーな人物にもある程度記事があります。そして、人物の人間性のような客観性に欠けた事柄はWikipediaには載らないものですが、冗談百科事典だけに、、その人物が歴史事件に臨んだ際にどう感じていたか等が、冗談ではありますが書かれています。冗談とはいえ、実際に起こった事を基にしたユーモアとして描かれていますので丸っきり嘘ということもありません。

また、アンサイクロペディアなら、一人の人物の記事を丸ごと読んでもさほど時間は掛かりません。長くてもせいぜい一人10分以内でしょう。歴史小説を何本も読むことを考えると、時間効率はかなり良いです。関連人物を辿っていけば、色々な人物同士の関連性や共通点が頭に入りますので、気軽に読んで回るだけでも歴史人物に関する勘が磨かれます。


ちゃんとした歴史教科書の内容と照らし合わせて読むとかなり面白くかつ効率的に歴史を勉強できると思っています。歴史の堅苦しい教科書をずっと読んでいると飽きますし、気分転換としても、アンサイクロペディアでへらへら笑いながら歴史を漁るのは有効だと思います。勿論、歴史教科書なしにアンサイクロペディアだけを丸覚えしていてはいけませんが…というかムチャクチャ過ぎて多分覚え切れませんが…歴史教科書で流れを追いつつ、アンサイクロペディアでめぼしい人物についての印象を深めて、再度ちゃんとした歴史を覚えなおすという感じでやっていくのが有効だと思います。


(本筋とはあまり関係ありませんが、アンサイクロペディアには、「ハンス・ウルリッヒ・ルーデル」のような、人物として面白すぎて、大して嘘が書かれていない記事などもあります。そういったものも含めて読むと、それも楽しみが増すと思います)