柿舞わす

このブログは、ひらう子のブログです。

どうも理屈くさく書きすぎているなあと

このブログも、始めてからそこそこ経つので、段々記事を書くことにも慣れてきたわけですが、ここ数日ちょっと更新が止まっていました。で、よく考えてみれば、最近ちょっと記事の中で理屈をこねすぎているかもなあと思いまして。

もともと私自身は頭でっかちで、ちょっと物事考えすぎるくらいに考えてしまう癖があります。それ自体悪いことばかりではないんですけど、気軽にブログ書いていくにあたって、堅苦しく理屈を組み立てすぎると、読んでいて疲れる文章になってしまうんですよ。

実際、四角四面に正しい事を正しく語るのって、世の中に何かを訴える上ではあまり有効でもないと思うわけです。人間そんなに賢くはない…といいますか、どれだけ賢い人間でも常に賢さを発揮していると疲れますから、若干極論でも、単純で分かりやすい話には多くの人が惹かれるものです。

ニュートン力学が実のところ現実の物理学としては厳密に正しくないとしても、それなら量子力学という正しい理論なら誰にでも通じるかというと、やはり多くの人に分かりやすいのはニュートン力学なのです。「全面的に正しいこと」が人々に受け入れられるかといえば、受け入れられるか受け入れられないか以前の問題として、はなから理解されないことが多いです。

本来、本当にきっちりした文章にしようと思ったら、それこそ論文のように、様々な出典を明記していくべきです。しかし、論文的なアカデミックライティングは、学術以外の世界でも「正しい書き方」かというと、別にそんな事はありません。

私自身は、理解されにくいことを、理解しやすいように説明するというのが好きですし、割と得意な方だと思っています。漫画を描いているのは、言葉で伝わりにくい事を漫画で表現するのが面白いから、というのが理由の一つでもあります。理解しやすいようにするには、ある意味、論文的な真っ当さは切り捨てた方が良い場合が多いと感じます。

まあそんな感じで、ちょっと今後もう少し肩の力を抜いて記事を書いていくようシフトしてみようかなと思ったのでありました。まあ、今までちゃんとしたブログの更新がここまで続いたことはありませんし、初めての事が試行錯誤となって方向性が揺れ動くというのは、極々自然なことでもありますので。